むかしみたいなブログが書きたいという願望

15年位前、中学生のころにブログを書いていた。

まともな内容なんてなくて、ほとんど学校と部活の愚痴みたいなもので

それでも日本のどこか知らないところにいるの同じ部活の先輩、同級生たちと

些細な日常を共有しているのは楽しかった。

 

高校生になって、部活への情熱、のようなものがなくなって

次第にブログもほとんど書かなくなっていた。

どこかのタイミングでたぶん削除しているか

そうでなくても記事は全部消しているはず。私のことだから。

そのあとも何度かブログを書こうとしたけど続かなかった。

なんだかんだ親バレして、学校の同級生にもバレて

今で考えれば堅苦しくて仕方ないはずのあのブログがどうしてあそこまで続いたんだろう。

あるいは実際にはそこまで続いていなかったのかもしれないけど。

 

中学生特有の時間の密度と交友関係の広がりの絶妙なバランスで

あの2年に満たなかったであろう時間は私の中でとても大きなものになっている。

 

あの時、交流のあった先輩や同級生たちは何をしているんだろう。

LINEの友だち一覧にいる人もいるけれど、メッセージを送る勇気がない。

そもそも会ったこともないからね。

 

大人になって、20代最後の1年間を過ごす中で、

あの頃と同じようなブログが書けるかと言われたら、それは不可能だ。

 

中身のない記事を一晩かけて書いたり、

コメントの送信者とまるで顔を合わせて話し込んでいるかのように

文字だけの会話を楽しんだり

そういうことに面白さを感じなくなってしまっている

…かもしれない。

 

当時から人間関係には消極的な方だったと自覚はしているが

その後、高校、大学、フリーターを経て社会人となり3年。

試行錯誤の末、消極性に磨きがかかっている自分に苦笑する。

このような文体で自分を批評していることさえ十分に苦笑モノなのだけれども。

 

話の題材が部活動だったから、

所属している学校によって状況がまちまちであるからこそ

それを言い訳にして自分に都合のいい愚痴が並べられたけれど

大人になった今、所属している会社によって状況が異なって

いくら言い訳を並べたところで現状は変わらないから

そこの虚しさに出会う前に気付いて手を引っ込める。

 

言い訳を並べすぎて言い訳に飽きた。

それもまた言い訳であり言い訳の材料で。

 

20代最後の1年の1か月が終わって

今から寝ても2時間もしないでアラームに叩き起こされる。

 

そんな深夜のテンションで作ったはてなブログの最初の記事。